テストステロンのサイトです。






ここでは、男性ホルモンであるテストステロンの、
効果・作用・副作用・正常値をはじめ、
女性でも分泌されているのか、増やし方はあるのかなど、
タメになる知識を解説しています。




テストステロンとは?

テストステロンは男性ホルモンの一種です。

精巣で分泌されるテストステロンは性腺刺激ホルモンと黄体形成ホルモンによって調節されます。

※テストステロンは女性にも分泌されています。
もし多嚢胞性卵巣症候群であった場合には
テストステロンが過剰分泌されてしまうので、排卵障害の原因になることがあります。


⇒テストステロンとは?

効果

・精力増大
・身長が伸びる(軟骨の成長)
・生きる活力が出る
・筋肉の成長


テストステロンは性腺刺激ホルモン(LH)と黄体形成ホルモン(LHRH)が
バランスを取り合って分泌されています。


◆黄体形成ホルモン放出ホルモン(LHRH)とは?
性腺刺激ホルモンを分泌させるホルモン

◆性腺刺激ホルモン(LH)とは?

テストステロン分泌を精巣へ促すホルモン


テストステロンは過剰投与をすれば、逆に自己のテストステロン分泌が止まってしまうことがあります。
これは体内でホルモンバランスが崩れてしまうからなんですね。

ですから例えばサプリメントでテストステロンを補充する場合には、
品質はもちろん服用の仕方も気をつけなくてはいけません。


⇒効果

作用

声変わり、陰毛が生える、睾丸の発育、陰茎の成長、筋肉の発育、身長が伸びる・・・
これらはテストステロンの作用で実現しますが、
身長が伸びたり筋肉が発育することには成長ホルモンも関与しています。

もし成長ホルモンと男性ホルモン(テストステロン)のバランスが崩れれば、
筋肉と骨の成長が止まってしまうことがあります
ので、
お子さんの成長ぶりは親御さんが細かく観察してあげる必要があります。


また、上記の他にテストステロンの作用として
・性衝動や性欲の高ぶり(勃起、興奮)
・生きるはりあい・活力
・生気


これらを促す働きも持っています。

テストステロンは20歳をピークに減少の一途を辿りますが、ストレスなどによっても減少します。
女性であれば閉経後に大きく減少することもあります。
(テストステロンは男性ホルモンですが女性にも分泌されています。)

しかも徐々に減少するのではなく、一気に減ってしまうこともあり
その場合には自律神経失調症などを発症することも報告されています。

これは最近よく耳にするようになった「男性更年期」です。
・性欲減退
・ED(勃起障害)
・不安
・イライラ
・不眠
・頻尿
・残尿感



男女共に必要不可欠なホルモン「テストステロン」。
何らかの方法で補充する必要のあるホルモンです。


⇒作用

副作用

・赤血球の数値の上昇
テストステロンの正常値を超えた場合、多血症を発症することがあります。

・にきび
テストステロンによって、皮脂分泌が活発になります。
これが原因で背中、顔、胸ににきびが出ることがあります。

・むくみ
・コレステロールの値が上がる
・血圧が上がる
・情緒不安定
・靱帯の痛み
・肝機能の低下(むくみ、生理の再開、子宮ガンのリスク増大)
・シワが増える
・悪心
・嘔吐
・食欲不振
・精子減少
・陰茎肥大
・多毛
・声のかすれ
・かゆみ
・発疹
・発熱



テストステロンの服用によって起こる副作用には個人差があります。

ただ、病院で医師の指導の元使用した場合には、深刻な事態に陥ることはありません。
もし、薬局でテストステロンの薬を購入するのであれば薬剤師に相談した上で服用するといいでしょう。

テストステロンはホルモンです。
もともと体の中にない量を補充するのですから、副作用はやはり出る可能性があります。

何かあった時、不安なことが起きた時の為にも
相談できる場所があるテストステロンを服用することが望ましいと思われます。

いずれにしても、異常が出たらすぐに服用を中止して医師に相談することをおすすめします。


⇒副作用

正常値

◆男性
2.00〜7.60(ng/ml)

◆女性

0.06〜0.80(ng/ml)

これは一般的な基準値であり、検査基準の値の範囲は臨床検査を行う場所によって基準が異なります。

また、上記の範囲内に数値がおさまっていたとしても、病気の可能性がないというものではありません。


⇒正常値

不妊との関係

◆男性不妊の場合
・精子の数が減少する
・精子の運動率が低下する


結果、男性不妊につながると言われています。

「治療」
テストステロン療法を用いることがあります。

これはテストステロンを投与し、中断させる。
中断した後に精子の数が増加することを狙ったホルモン療法です。

しかしこの方法はまだまだ研究段階であり、
長期間続けると造精機能を低下させてしまうことがわかっていますから注意が必要です。


◆女性の不妊の場合
テストステロンは女性にも分泌があります。
多嚢胞性卵巣症候群にかかっている場合、テストステロンが大量に分泌されてしまいます。

これにより高アンドロゲン血症を発症し、排卵障害を起こすことがあります。
排卵障害は不妊症の原因のおよそ25%を占めます。


⇒不妊との関係

抜け毛との関係

抜け毛にはテストステロンが大きく関係しています。

テストステロンは睾丸で作られ、5αリダクターゼという皮脂腺の中にある物質によって、
ディヒドロテストステロン(DHT)に変換されるとホルモン作用が非常に強くなります。

このディヒドロテストステロンは
胸毛またはヒゲに運ばれれば毛の成長につながるのですが、
頭髪をつくっている毛母細胞に運ばれると、なんと成長を抑え込んでしまう働きがあるのです。

髪の毛には「成長期」→「退行期」→「休止期」というサイクルがありますが、
ディヒドロテストステロンが運ばれてきた毛母細胞はこれを受け取った瞬間に休止期に入ってしまいます。

休止期というのは次の髪の毛が生えるまでの準備期間に当たる期間ですから、
休止期に突入した毛髪は4ヶ月も経たないうちに抜けてしまいます。


⇒抜け毛との関係

女性でも分泌されている?

テストステロンは思春期までは男女の分泌量が同レベルです。
しかし思春期以降は分泌量に差が出始めます。

結果、女性に分泌されるテストステロンは男性の分泌量の1/10〜1/20で落ち着くことになります。


⇒女性でも分泌されている?

テストステロンを増やすには?

・適度な亜鉛とコレステロール(テストステロンの元)の摂取

・午前中の日光浴

 テストステロンは日光を浴びることで生成されます。

・適度な運動
 筋肉トレーニングは男性ホルモンを消費させますから、
 運動によってテストステロン分泌を脳が 命令してくれるのです。

・恋愛
 性ホルモンが分泌される

・感動する

 大脳辺縁系が刺激されるため

・サプリメント

・抗酸化の食事を摂る

・好きなことに熱中する

 大脳辺縁系が刺激されるため


テストステロンを増やすには上記のような方法が挙げられます。


⇒テストステロンを増やすには?

サプリメントで増やす

テストステロンはサプリメントとして各種販売されています。

価格設定としては5千円から1万円の間のものが多いようです。
また輸入代行業者が海外から輸入しているものがほとんどですね。


ここで心にとめておいて頂きたいことがあります。

医薬品は薬事法のもと、厚生労働省が規制しています。
サプリメントは食品ですから何の規制もありません。

つまり何の保障もないということです。

もしあなたが何らかの病気などで医療機関を受診しているのであれば、
テストステロンの摂取について医師に相談してください。

何の問題もなく健康体なのであれば
過剰に摂取するなどせず常識の範囲内でサプリメントを摂るようにしてください。


⇒サプリメントで増やす

プレマリンによる不妊治療

プレマリンはエストロゲン剤の一種で天然ホルモンです。
エストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が少ない時に補充の為に使用されます。

そもそもエストロゲンというのは、卵巣の中の卵胞が発育して分泌されるものです。
つまりプレマリンは卵巣の中の卵胞の発育を促すというエストロゲンそのものの働きを行う薬なのです。

プレマリンの主な作用として、
・排卵を起こさせる
・月経を起こす

というものがあります。

プレマリンは更年期障害、膣炎、卵巣の機能不全、子宮出血の治療に使用されます。
しかし、副作用の多い薬でもありますから、医師の指導のもと慎重な使用が求められます。


⇒プレマリンによる不妊治療

デュファストンによる不妊治療

デュファストンは不妊症の治療で使用される薬です。
プロゲステロンという黄体ホルモンを補う為の薬で、着床しやすい状態にしてくれます。

※黄体ホルモンとは?
月経の終わりかけ、妊娠中の胎盤。
黄体から分泌されるホルモンで、受精卵の着床をスムーズにしてくれます。
排卵して14日程度で急激に減り、その後に生理が始まります。
つまり黄体ホルモンとは、妊娠維持の為のホルモンです。

デュファストンの主な作用として、
・不妊症の改善
・機能性子宮出血の改善
・子宮内膜症の改善
・月経困難症の改善
・月経周期異常の改善
・無月経の改善
・習慣性流早産を防止
・切迫流早産を防止

というものがあります。


⇒デュファストンによる不妊治療

クロミッドによる不妊治療

クロミッドは不妊症治療において最初に使われる治療薬です。
もちろん投与されるのは、内分泌的な理由など問題となる症状が無い場合に限ります。

クロミッドは脳下垂体前葉に作用して、ゴナドトロピンという性腺刺激ホルモンを分泌します。
これにより排卵が促されて妊娠しやすい環境をつくります。

クロミッドを飲み始めるのは月経周期の3〜5日です。
それから5日間服用します。

クロミッドを使用する際の注意として、以下に当てはまる人は使用しないでください。
・卵巣の肥大がある
・肝機能障害がある
・無排卵以外の原因で不妊症である
・妊婦
・下垂体腫瘍がある
・甲状腺機能または副腎の異常による無排卵
・尿中性腺刺激ホルモン分泌が高い(原発性卵巣不全による)


クロミッドを服用することによって、思わぬ副作用を被ることもあります。
クロミッド使用に当たっては、主治医とよく相談するようにしてください。


⇒クロミッドによる不妊治療



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