抜け毛との関係


抜け毛にはテストステロンが大きく関係しています。

テストステロンは睾丸で作られ、
5αリダクターゼという皮脂腺の中にある物質によって、
ディヒドロテストステロン(DHT)に変換されると
ホルモン作用が非常に強くなります。

このディヒドロテストステロンは
胸毛またはヒゲに運ばれれば毛の成長につながるのですが、
頭髪をつくっている毛母細胞に運ばれると
なんと成長を抑え込んでしまう働きがあるのです。

髪の毛には
「成長期」→「退行期」→「休止期」というサイクルがありますが、
ディヒドロテストステロンが運ばれてきた毛母細胞は
これを受け取った瞬間に休止期に入ってしまいます。

休止期というのは次の髪の毛が生えるまでの
準備期間に当たる期間ですから、休止期に突入した毛髪は
4ヶ月も経たないうちに抜けてしまいます。



テストステロンには抜け毛の作用はない

抜け毛にテストステロンが大きく影響していると言っても、
テストステロンが抜け毛を引き起こしているのではありません。

髪の毛を脱毛させてしまうのは、
5−αリダクターゼによって変換されたジヒドロテストステロン(DHT)の仕業です。

脱毛を防ぐには5−αリダクターゼの作用をブロックするものが必要です。
有名なところで「プロペシア」がありますね。

薄毛は現在国民病と言われるほど男女問わず激増しています。

男性ホルモンが原因のAGA(男性型脱毛症)はその中でも難治性が高いとされています。
最近ではFAGA(女子男性型脱毛症)、女性の薄毛も増えてきています。

前述のプロペシアによってAGAを治療するのですが、これは女性には使えません。

ですから女性には
・ミノキシジルを使った外用薬
・育毛メソセラピー
・メディカルヘッドスパ


これらを用いて薄毛を改善する治療を行っていきます。


テストステロンは良くも悪くも様々な影響を与えてしまうホルモンだと言えますね。



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