不妊との関係





テストステロンは男性の性機能を
コントロールしている男性ホルモンです。

ストレス・加齢によって分泌量が低下してしまいます。



テストステロンが低下すると?

◆男性不妊の場合
・精子の数が減少する
・精子の運動率が低下する


結果、男性不妊につながると言われています。

「治療」
テストステロン療法を用いることがあります。

これはテストステロンを投与し、中断させる。
中断した後に精子の数が増加することを狙ったホルモン療法です。

しかしこの方法はまだまだ研究段階であり、
長期間続けると造精機能を低下させてしまうことがわかっていますから注意が必要です。


◆女性の不妊の場合
テストステロンは女性にも分泌があります。
多嚢胞性卵巣症候群にかかっている場合、テストステロンが大量に分泌されてしまいます。

これにより高アンドロゲン血症を発症し、排卵障害を起こすことがあります。
排卵障害は不妊症の原因のおよそ25%を占めます。

「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」って?

思春期に発症し、月経が始まらない・妊娠しづらいといったような症状が出ることがあります。

また、テストステロンの濃度が高くなりますから
筋肉の量が増えたり、乳房が小さくなるなどの男性化の症状も見られます。


◆多嚢胞性卵巣症候群の治療
妊娠を希望する方には、排卵誘発剤を使って治療を行っていきます。
ただし排卵誘発剤は副作用が強い薬でもありますから、医師によく相談することが大切です。


テストステロンは男性・女性共に不妊の原因になってしまうホルモンです。
不妊治療は想像以上の根気と忍耐が必要な治療です。
ストレスがたまらない生活を送ることが大切ですね。



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