作用







テストステロンは時期によって体に及ぼす作用が異なります。



生後半年まで

◆精巣(睾丸)が陰嚢(いんのう)へ下りてくる際にテストステロンが必要になります。
もしテストステロンが足りないなどの理由で、
陰嚢へうまく精巣が下りなかった場合には精巣がうまく機能しない状態になってしまいます。

これは「潜伏睾丸」といい、小児科での治療が必要です。


◆脳への影響
怒りっぽい、他人への攻撃性など決断力や思考パターンが
テストステロンの作用でこの時期に決定します。

思春期

声変わり、陰毛が生える、睾丸の発育、陰茎の成長、筋肉の発育、身長が伸びる・・・
これらはテストステロンの作用で実現しますが、
身長が伸びたり筋肉が発育することには成長ホルモンも関与しています。

もし成長ホルモンと男性ホルモン(テストステロン)のバランスが崩れれば、
筋肉と骨の成長が止まってしまうことがあります
ので、
お子さんの成長ぶりは親御さんが細かく観察してあげる必要があります。


また、上記の他にテストステロンの作用として
・性衝動や性欲の高ぶり(勃起、興奮)
・生きるはりあい・活力
・生気


これらを促す働きも持っています。

テストステロンは20歳をピークに減少の一途を辿りますが、ストレスなどによっても減少します。
女性であれば閉経後に大きく減少することもあります。
(テストステロンは男性ホルモンですが女性にも分泌されています。)

しかも徐々に減少するのではなく、一気に減ってしまうこともあり
その場合には自律神経失調症などを発症することも報告されています。

これは最近よく耳にするようになった「男性更年期」です。
・性欲減退
・ED(勃起障害)
・不安
・イライラ
・不眠
・頻尿
・残尿感



男女共に必要不可欠なホルモン「テストステロン」。
何らかの方法で補充する必要のあるホルモンです。



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